tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

三浦半島で磯遊び 2022.05.03

TwitterのFFさんが子供と磯遊びをしに行っているツイートを見て、そういえばちゃんと磯遊びしたことないから行ってみるか!と急遽三浦半島の突端に行って来ました。
どうせ行くなら誰も行かなそうな秘境に行ってみようとGoogleマップでめぼしい所を2つチェックして向かいました。
出発はAM6:50。現地に到着したのはAM8:00です。

詳しい場所は秘密ですが(嘘)この辺りです。

半島の突端は見渡す限りの畑。この時はほぼキャベツでした。


まず浜へ辿り着く前に立ちはだかったのがここです。

クチコミどおり3ナンバーは通れないと思われる過去最高の狭い道路(通路?)。

我が家はステップワゴンなのですが、左右5cmほどしかゆとりがなかったように感じます。勿論超徐行です。
ここを抜けると気持ち余裕が出ますが、その先の下りもとても狭く笹が生い茂り、すれ違うことは不可能です。

浜へ降りて来た所にある駐車場?への悪路の凄まじさ。

はっきり言って車を大事にされている方へはお勧めしません(笑)
そしてここで大問題発生!!
なんと8時着で駐車出来るスペースが全く無いのです。GWを舐めていました。
というか駐車スペースにテントやテーブルを広げているグループが多々見受けられたのがとても残念です。
テントやテーブルは別の場所で広げて欲しいなぁと思いつつ、Uターン出来るスペースも無いので仕方なくバックで下がっていると、あれ?ここ気持ち入れそうだぞ。と軽自動車が2台並んでいる場所を見つけました。
すかさず降りて車の後ろでテントを張っているグループにお願いをしたところ、快く寄せてくれました。
車が停めれてホッと一安心。
もし行かれる方は(いないと思いますが)8時前に行くことをお勧めします。

車を降りると青い空と太平洋が広がります。最高のロケーション。

駐車スペースはこんな感じです。猛者はあり得ない悪路を進み奥へ停めていました。


磯遊び初心者の息子達に磯遊びの危険性を話してスタートです。(それでも何度注意しても岩場を走るんですよねー、、、困ったものです。)

最初に獲れた大物の魚がこちら。海洋生物は全くのド素人なので何かわかりません。

ハゼの仲間だと思いますが何でしょう?他にもエビや小魚は沢山いました。

久しぶりに見たアメフラシにテンションが上がってしまいました。中々の擬態力です。どこにいるかわかりますでしょうか?

海の巨大なナメクジです。海藻を食べるようで、海藻の近くをモゾモゾしていました。

こちらはアメフラシの卵。見た目は黄色い素麺そのものです。

このヒジキのような海藻をどけてみると凄まじい量のアメフラシがいてビックリしました。

多分♀が卵を産んだところに♂が集まっている所で間違いないと思われます。

 

3年生になった長男も楽しかったようで必死に魚を掬っていました。

僕と協力して掬い上げたツートンカラーが素敵な魚。ハタっぽさもありますがどうでしょう?

 

浜辺の周りにはハマダイコンが彩りを添えていました。浜に生えるから浜大根なのかな?

僕は子供たちの写真を撮ったりビデオを回したり、魚の捕まえ方のコツを教えたり。あとはひたすらウミウシを探していました。

何十年ぶりかのウミウシとの再会です。
赤茶色の海藻にいたのでとても目立っていました。

ウミウシ図鑑で調べた所、「ムカデミノウミウシ」という種のようです。

この他にもピンク色のウミウシも見つけたのですが、写真が上手く撮れず。。。

岩に張り付いている海藻に擬態しているカニを見つけました。
擬態力はピカイチなのですが、良く動くので僕にはバレバレです(笑)

良く見ると眼があることに気づくと思います。
体の甲羅に海藻を生やすという擬態のスペシャリストです。



今日のお見送りは打ち上げられていたウミガメ。
とても立派な大きさでしたので寿命だったと思いたいです。


久しぶりに虫以外の生き物と触れ合い、僕も子供たちも大満足な1日となりました。年に1度は来たいです。
キャンプをするのにも良さそうな所でした。

神奈川県三浦市