tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

長池公園 2022.05.10

大戸緑地を出て、次の目的地長池公園へ。

名前の通り長い池がメインにあります。

初めて訪れた公園で右も左もわからないので、ひとまずネイチャーセンターへ。

入ったところには、旬の植物や昆虫の情報がホワイトボードやMAPに書いてあり、自然愛を感じさせられるセンターでした。
奥にはカマキリ先生が来た際のサインも。

受付の男性の方に
「ゴイシシジミってどの辺りで見られますか?」と直球で聞くと「まだ出てないんじゃないですかね?7月くらいだったと思いますけど。」という返答。
内心『いや5月の頭に1化目が出てくるはずなんだけどな』と思いましたが、「あ、そうなんですね。わかりました。ありがとうございます。」と言って自力で探してみることに。
ゴイシシジミの幼虫は笹に発生するアブラムシを捕食して成長するとのことなので、笹薮の辺りを捜索。。。と思ったらネイチャーセンター周りは笹だらけでした。確かにこれはいそうだ。いやいるんだけど(笑)


先日、芋虫大先生にゴシシジミの話をしたのですが、昔はどこにでも沢山いたから誰も標本にしていなくて、逆に標本がないんだよね。と仰られていました。

沢山のハルジオンが咲いていて、そこかしこでコチャバネセセリが吸蜜。

ダイミョウセセリも。

笹薮の中に細長い蛾はキスジホソマダラ

ハチに擬態しているらしいけど、余りハチに見えないミツモンハチモドキバエ

イタドリの葉上で物色中ヒオドシチョウ幼虫

手洗いの下や。

看板の下でもヒオドシチョウが蛹化場所を探していました。

 

笹の葉上にチョコンと乗っていたのはゴキちゃんそっくりなツチカメムシ
ヒメツチカメムシの方かも?



エゴノキの花の上にヒメヤママユ幼虫(亜終齢)。

 

見頃のエゴノキの花を撮っていたらたまたまミツバチが。
エゴハチミツはどんな味でしょう。

いそうな雰囲気はプンプン。しかし見つかりそうで見つかりませんでした。今年は少し季節の進みが遅いので、ほんの少し早かったのかもしれません。
全体の3分の1も見れませんでしたが、植物も豊富で園路も考えられていて、とても良い公園だなぁという印象を受けました。
また近いうちに再訪決定です。

東京都八王子市