tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

オオスズメバチ

地元緑地の活動日。生い茂るハギの下を歩いていると頭上から物凄い羽音が聞こえて来ました。振り向くとそこにはオオスズメバチ。ハギに止まっていたアオドウガネを狙っていました。

f/5 1/125秒 ISO-200

僕がカメラを構えようとしている一瞬の間に、オオスズメバチはアオドウガネを捕らえ、頭から嚙み砕き始めていました。良く見ると右後脚のフ節のみで、自分と獲物の体重を支えてぶら下がっています。
甲虫を捕らえ嚙み砕き肉団子にするのは、オオスズメバチの専売特許のようで、他のスズメバチが捕えているのを見たことがまだありません。彼らは他種の昆虫の数を調整する重要な役割を持っています。近年自然公園などでもスズメバチ類を捕獲するトラップがあちらこちらで見られますが、考えさせられる難しい問題だと思います。

オオスズメバチ Vespa mandarinia】
2022.09.08 神奈川県川崎市i