tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

群馬 ライトトラップ編

昆虫の森を探索した後にライトトラップをしましょう、と先生に言われていたのですが、どこでやるのかも聞いていなかったので、てっきり森の中でやるのかな?と思っていたら、まさかの山奥へ移動(笑)

濃霧と雨の中、慣れない山道をひいひい言いながらようやく到着。
準備万端の先生のトランクから次から次へと出て来るライトトラップ用品や、キャンプ用品。暗くなるまで1時間ほどあったので、夕飯を食べながらしばし談笑。

ようやく暗くなってきたものの、雨は一向に止む気配が無く、濃霧と雨の影響か携帯の電波が二人とも圏外(結局、次の日下山するまで圏外でした)。
飛来が始まる前に長靴に履き替えると、左のくるぶし辺りにほんの僅かな違和感。触って確認すると何かフニャフニャしたのが…。もしや!と脱いで見てみると

ヤマビルでした…。靴下越しに噛まれていたのが不幸中の幸い

ほんの少しだけ出血していましたが、血は止まっていそうだったのでそのまま。
この時、処理しなかったのがゆくゆく大惨事を招くことに。。。

18:40点灯

最初に飛来したのはシロシャチホコ

続けて来たのはヒサゴスズメ

山地のスズメガなので平地では見られません。
何気に今年はまだ平地でもスズメガを見ていなかったので初スズメガでした。

この日、一番多かったアオバシャチホコ

脚先まで毛むくじゃらで黒と黄色のコントラストがとても格好良いシャチホコガ。

小型のツマアカシャチホコ
幼虫はヤナギの葉を綴って営巣しながら育ちます

 

ハイイロシャチホコ

後半雨が強くなり冷え込んだのも影響したのか、この辺りの時間(19:30)が1番飛来数が多かったように感じます。

この日、唯一のカレハガ
ギンモンカレハ

 

スズメガの飛来が続きます
まずはクロテンケンモンスズメ

 

大きくとても格好良いフトオビホソバスズメ

シロシャチホコが小さく見えるハネナガブドウスズメ

おそらくヒメサザナミスズメ(普通のサザナミかも?)

 

到底ナミシャクには見えない大きさのネグロウスベニナミシャク

ツマキナカジロナミシャク

ネグロケンモン

20:50 イボタガ飛来 この日は♂が三頭来てくれました

キンイロキリガ

この日、2番目に多かったリンゴドクガ

アカヒゲドクガ

シロシャチホコにそっくりバイバラシロシャチホコ

キハラも来たけど、こちらはアカハラゴマダラヒトリ

最近、先生が食草をつきとめたクロスジキリガ

22:00~23:00はシャチホコタイムと言われるほどシャチホコガが飛来する時間なのだそう。丁度23時をまわったところで最後のシャチホコガラッシュ

スズキシャチホコ

クロスジシャチホコ
幼虫はシデ食い

 

ユミモンシャチホコ

アオバシャチホコは計50頭ほど飛来しましたが全て♂


0時をまわった辺りで一旦終了し、休むことに。(雨が止まず、かなりの寒さでした)

朝日に照らされたナカキエダシャク

朝のヒサゴスズメも格好良いです

リンゴドクガとアカヒゲドクガの毒蛾コラボ

大人しいイボタガと戯れて朝の散策へ


次回、昆虫の森後編へ続く