tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

ぐんま昆虫の森 後編

軽く朝食を済ませても、開園時間の9:30まではかなり時間があったので、山道沿いを散策。

左側はオニグルミ、右側はサクラ

あちこちにカジカエデの実生が生えているのを教えていただき、そんな話をしていると

きのこの山のようなカジカエデの実生にウスベニヒゲナガ

余り多くないイボタノキで卵を探していると、

あった!産みたてのクリーム色が2粒

この場所で見つかったのは初めてとのことでした。

ムジホソバの幼虫から出て来たコマユバチの幼虫が繭を作っていました

まだサクラが咲いている葉裏にセモンジンガサハムシ

山道沿いのコブシをじろじろ。いましたオオアヤシャク

こちらもコブシの葉にいたケブカヒゲナガ

葉裏にはまだ2齢ほどのヒメヤママユ。コブシの葉では初めて見たかも?

ケヤキの枝にエルモンドクガ。触れると跳ねる幼虫です

マユミの枝で糞擬態していたのはクビジロカミキリ

昆虫の森へ。
まさか二日連続伺うとは思っていなかったので、着替えも持って行ってなかった…。

エノキの葉でオオムラサキの幼虫を探すも見つからず
エノキハトガリタマフシが酷いことに…

多かったのはテングチョウの幼虫
今年は地元で越冬明けのテングチョウに会えずじまい

コナラに特徴的な揺籃はマルムネチョッキリ?それともコナライクビチョッキリ?

僕が揺籃を撮っていると先生の「いた!」の声

コナラにノヒラトビモンシャチホコ

教えてもらわないと、ただの特徴が無い緑のイモムシです。頭はデカいけど(笑)

僕も負けずに見つけたカギバアオシャク

昨日、雨で行けなかったバッタの原っぱ

湿地に入ると、またまた先生の「いたー」

ヤナギの葉に隠れていたウスタビガ

野外でウスタビガの幼虫を見たのは3~4年ぶりな気がします。

先生がミズキをじろじろ見ているので何がいるのかなーと覗くと

死ぬほど可愛かったヒトツメカギバがいました

カギバガの幼虫はとても特徴的で好きなイモムシです。成虫も格好良いのがいいですね。

ようやくここに来てヤママユ出現
隣にはウスタビガも。コナラにて

タチヤナギを見ていると、ドクガっぽい幼虫が

先生を呼ぶと「セグロシャチホコですね。毒蛾擬態です」と即答。

これは初見でシャチホコガの幼虫とは到底思えません。

2日連続こんにちはラクダムシ

多かったのはハバチの幼虫

あっちにもこっちにも、どこ見てもハバチだらけでした

コナラで先生が見つけていた、とても細いアオシャクの幼虫

擬態っぷりが凄まじいです。種名がまだ確定出来ていないので、先生待ち

シロシタホタルガと言えばサワフタギ
未だにサワフタギがちゃんと同定出来ません…

シロシタホタルガだらけのサワフタギ

サワフタギだけしか食べない変わり者、ニッコウキエダシャク
こんな見た目でシャクガなんです

昆虫館横のアラカシ(シラカシっぽいけどアラカシ)にウスギヌカギバ

自宅で見たばかりのヒゲブトハナムグリ

ようやく昼間の大温室へ。オオゴマダラ

デカすぎて気づけなかったナナフシ

ツマムラサキマダラオオゴマダラ

イシガケチョウ

ツマムラサキマダラの蛹

この後、室内の展示や生体を見て、なんだかんだ2日目も16時までいちゃいました。帰宅したのは僕も先生も19時頃。帰宅してから撮った写真の枚数を確認すると1200枚!いや本当に整理するの大変でした(^▽^;)
自宅から2時間半あれば行けるので、今度は家族と伺いたいと思っています。