2024年4月20日(土)11:38
子供たちと茂った小松菜の菜の花を剪定していると、シロチョウが1頭舞い降りた。それはモンシロチョウではなく、ひらひらと弱々しいながらも懸命に産卵場所を探しているツマキチョウだった。
近くの谷戸では毎年確認していたけれど、自宅で見たのは虫の世界に入って6年目にして初めての出来事。
産み付けた場所を確認し、菜の花をハサミで切り取り、卵を確認するも、小さくて中々見つけることが出来なかった。
産み付けてから6日ほどで孵化。(若齢が小さすぎて気が付けなかった。)
この頃から、菜の花が終わって餌が無くなり、種を撒いていたルッコラが丁度良い大きさに育っていたので、そちらに変更。最後までルッコラで成長してくれた。
成長は蛾に比べるととても早いが、一緒に飼育していたモンシロチョウに比べると全然遅かった。(モンシロチョウの成長スピードに驚いた)
この頃になると、小松菜で日に2~3頭見つけることが出来、計9頭の幼虫を飼育した。ただ一緒に見つけたモンシロチョウの幼虫の数はその10倍。恐るべしモンシロチョウ。
産卵から19日で蛹化した。おそらくモンシロチョウは14日ほどで蛹化すると思う。そのくらいスピード感が違った。
野外でツマキチョウの卵を見つけるのはほぼ不可能に近いだろうし、幼虫も個体数の少なさからと、食草のオオアラセイトウの多さから探すこともしていなかったので、初めての飼育になり良い経験となった。(年1回しかチャンスがないしね!)
ツマキチョウの蛹は長いと2~3年羽化しないそうなので、来年羽化してくれることを願いたい。
2024-05-09 神奈川県川崎市