先日、地元の県立公園で観察会があるのでいらしてくださいとお声をかけていただき行って来ました。
現地でご挨拶をしたのち、すぐに駐車場周りで観察が始まりました。
右側の白丸の部分が雄蕊の痕で、左側の白丸の部分は実を引き抜くと出てくる「へその緒」と呼ばれる部分だそうです。
褐色タイプのホシホウジャクの幼虫がいました。
もう11月でしたが、色々な植物と紅葉と昆虫が観察出来ました。
参加された方たちも大満足だったようです。僕もとても有意義な観察会となりました。勉強になるな~。
先日、地元の県立公園で観察会があるのでいらしてくださいとお声をかけていただき行って来ました。
現地でご挨拶をしたのち、すぐに駐車場周りで観察が始まりました。
右側の白丸の部分が雄蕊の痕で、左側の白丸の部分は実を引き抜くと出てくる「へその緒」と呼ばれる部分だそうです。
褐色タイプのホシホウジャクの幼虫がいました。
もう11月でしたが、色々な植物と紅葉と昆虫が観察出来ました。
参加された方たちも大満足だったようです。僕もとても有意義な観察会となりました。勉強になるな~。
9月に入りあちらこちらで「ヒッヒッヒッ」「ティンティンティン」と鳴き始め出したカネタタキ。人によって聴こえ方は様々だと思いますが、僕は上記のような雰囲気で聴こえます。
雄は翅が退化してお腹の半分ほどしかありませんが、この短い翅2枚を上手に動かし音色を奏でています。
カネタタキは雑食性のようで都市部の環境に順応し、耳を澄ましながら歩いていると都内の至る所で鳴き声を聴くことが出来ます。ツツジの垣根などで静かにしていると、やがて彼らの姿を見ることが出来るでしょう。
彼らは活動期も長く12月まで観察出来、且つ多くの方が鳴き声を認識してなく姿も見たことが無いので、観察会には持って来いの種だと思います。
【カネタタキ Ornebius kanetataki】
2022.09.08 神奈川県川崎市i
生い茂ったオニドコロの葉で、小さく切り取られ器用に折り畳まれた巣を見つけました。
これはダイミョウセセリというセセリチョウの幼虫が営巣したものです。普段はここに身を隠しながら葉を食べ成長していきます。
主にとっては邪魔極まり有りませんが、少しお邪魔させて撮らせてもらいました。見つけたのはまだ1cmほどの小さな主。
大きくトリミングして見ると、巣の内部は幾重にも糸が張り巡らされています。この糸が彼らにとっては命綱とも言える引っ掛かりなのです。
ダイミョウセセリという和名には諸説あるそうですが、僕は営巣された巣を大名屋敷と呼んだ所からなのではと勝手に想像しています。
【ダイミョウセセリ Daimio tethys】
2022.09.08 神奈川県川崎市i
地元緑地の活動日。生い茂るハギの下を歩いていると頭上から物凄い羽音が聞こえて来ました。振り向くとそこにはオオスズメバチ。ハギに止まっていたアオドウガネを狙っていました。
僕がカメラを構えようとしている一瞬の間に、オオスズメバチはアオドウガネを捕らえ、頭から嚙み砕き始めていました。良く見ると右後脚のフ節のみで、自分と獲物の体重を支えてぶら下がっています。
甲虫を捕らえ嚙み砕き肉団子にするのは、オオスズメバチの専売特許のようで、他のスズメバチが捕えているのを見たことがまだありません。彼らは他種の昆虫の数を調整する重要な役割を持っています。近年自然公園などでもスズメバチ類を捕獲するトラップがあちらこちらで見られますが、考えさせられる難しい問題だと思います。
【オオスズメバチ Vespa mandarinia】
2022.09.08 神奈川県川崎市i