tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

地元の緑地で糖蜜観察会 2022.03.12

先週ガマ合戦の森でお会いした芋虫先生にお誘いいただいた糖蜜観察会に行って来ました。場所は地元のi緑地。今夜のお供は珍しく長男坊です。
到着するとヒキガエルたちの合戦の鳴き声が聴こえて来ました。
この日は最高気温20度最低気温も10度と、とても暖かくヒキガエルの数も1番多く見れたと思います。(50匹くらい)

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糖蜜観察へ向かう途中、紅梅と白梅に沢山のキリガが来ていました。

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初見のシロヘリキリガ。白い縁取りが美しい。

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こちらも美しいカバキリガ。春に羽化する春キリガです。

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椿で吸蜜モクメクチバ。この時期は花が選び放題。

アセビの群生している場所で先生たちと合流し、最初に教えていただいたアカエグリバを筆頭に沢山の蛾がアセビに吸蜜しに来ていました。

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アケビコノハと同じで木の葉に擬態し成虫越冬するアカエグリバ。

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ウスベニスジナミシャクに似ているソトシロオビナミシャク

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トイレでしか見たことなかったアトジロエダシャク。翅の表が綺麗なのに吸蜜する際は裏しか見せてくれません。

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こちらもトイレの常連シロテンエダシャク。

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どこにでもいるマエアカスカシノメイガですが、吸蜜しているのは初めて見たかも。

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ビロード感がとても美しいチャイロキリガ。

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数的には1番多かったスモモキリガ。

アセビレストランでかなり満足するほど多くの蛾を観察した後、糖蜜を撒いた場所へ移動しました。

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越冬キリガであるナワキリガ。越冬個体らしい傷があります。

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こちらも越冬キリガのカシワオビキリガ。

他にもカバキリガ、チャイロキリガ、スモモキリガなど沢山のキリガが吸蜜しに来ていました。
帰りがけ先生に教えていただいたニジオビベニアツバという南方種の蛾の営巣痕がこちらです。

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幼虫越冬するようで、幼虫は葉ではなくコケ類を食べて成長するそうです。

シラカシの葉を巧妙に切り綴って営巣しています。
幼虫も成虫も見たことが無いので是非今シーズン観察してみたいと思っています。

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今日のお見送りはヒキガエル

神奈川県川崎市 i緑地