tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

ウスバシロチョウ2022.05.10

キバネツノトンボと別れを告げ、次の目的地大戸緑地へ向かいました。すると急斜面のハルジオン畑でふわふわと飛んでいる蝶が目に入って来ました。

今年は会えないかなと思っていたので嬉しい出会いでした。ウスバシロチョウ

鱗粉が薄く翅が透けてハルジオンがうっすらと見えます。優雅に飛ぶ姿はいつ見ても素敵です。年に一度この時期にしか見られないアゲハチョウです。

同じ場所では初見のカメムシも見られました。

小楯板の先の白色紋が鮮やかなツマジロカメムシ

目的の大戸緑地へ着き駐車場を降りると赤ピンク色の花が目に入りました。

丁度咲き始めていたベニウツギ。黒系アゲハが次々と吸蜜に来ていました。


クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハ、ナガサキアガハなどが続々とやって来て吸蜜に勤しんでいました。(モンキアゲハだけは未確認。)
黒系のアゲハは赤い花が好きですね(^^)

フサザクラの葉上にトゲヒゲトラカミキリ。トゲはどこにあるのでしょう?

ハギの下であり得ないほど舞っていたヒゲブトハナムグリ♂。この子は土を見に纏っていました。

伐採されたケヤキから出ていたひこばえにオトシブミの揺籃が連なって。
主を探しても見つからず、多分ルイスアシナガオトシブミ。

同じひこばえのケヤキをウロウロしていたアカタテハ幼虫。
ケヤキの葉を食べるとは聞いていたけど、実際に見たのは初めてです。

雑木林の中にいた青いイトトンボ。オオイトトンボでしょうか?

サルトリイバラの葉に隠れていたのはフタホシオオノミハムシ。

地元では目にする機会が減ってしまったダイミョウセセリ。

毎年ヒメジャノメと混同してしまうコジャノメ。こちらの方が先に出現する印象です。ジャノメチョウは横顔が好き。

イラクサやカラムシの常連フクラスズメ幼虫。

青い身体と橙色の翅が美しかったカワトンボと目が合いました。

梅の葉上にツツムネチョッキリ。モモチョッキリには会えず、残念。

エゴノキハクウンボクの花に花粉まみれのセダカコガシラアブ。

目的のアオバセセリが訪れる白いウツギの花は殆ど散ってしまっていて、1本だけまだ咲いているのがありましたが、とにかく背が高く撮れませんでした。
双眼鏡で見ていた方が飛んで来ていると言っていましたが、僕には確認出来ず。。。

同じ目的だったカメラマンの方に教えていただいたコサナエがお見送り。

シオヤトンボくらいの大きさのコサナエ。こんなに小さいとは思いませんでした。

最後にゴイシシジミの目的地へ向かいます。

東京都大戸緑地