tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

頭隠して尻隠さず。アオマツムシ編

林縁を歩いているとイロハモミジの影に違和感を感じました。

上手く葉に隠れているつもりのようですが、お尻が隠れ切れていません。

イジワルですが、少し姿を見せてもらいました。

翅の形から♀のようです。お尻の先を良く見ると産卵管がチラッと出ています。


その先のアカメガシワの葉には糸でこしらえた営巣が見られました。

営巣された所に何かが隠れているのがわかりますでしょうか。

 

こちらはアオマツムシの幼虫(終齢)のようです。


この営巣はクモか何かがこしらえた物だと思いますが、もう一つあり、そちらにも同じようにアオマツムシの幼虫が隠れていました。

本人は上手く隠れているつもりなのでしょうね。そう考えるだけでも微笑ましいです^_^

今時期、夜になると樹上から聴こえてくる「リ-ン リ-ン リ-ン リ-ン」と言う鳴き声はこの子たちです。

2022.08.24 神奈川県川崎市i-t