tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

地元谷戸散策 2022.06.18

 

 

前日までは晴れ予報でしたが、あいにくの天気。しかも夕方から雨予報になってしまったので、またも地元の谷戸へ。

 

 

田んぼに水が入り、色々な生き物が現れ始めました。

道端のオシロイバナも咲き始めていました。

谷戸の入口で煌いていた初見のクモ。チュウガタシロカネグモと言うそうです。

ツツジの垣根に小さな蛾はベニモンアオリンガ。こちらも初見。

紫陽花の葉の上に大きいキリギリスはヤブキリ成虫。

毎回楽しみにしているカシワバアジサイの花には産まれたばかりのハラビロカマキリ

頭上にあるアラカシから落ちて来たのでしょうか?花には沢山の幼虫の姿が。

金糸梅でお見合い中のササグモ。

コナラの樹液を4人でシェア中、ヒカゲチョウサトキマダラヒカゲ

なぜかヨモギの葉上にオジロアシナガゾウムシ。

ムラサキシキブではイチモンジカメノコハムシの幼虫が出始めていました。

「パパ~!ウシガエルが鳴いてる!!」
と先を行っていた次男が駆け寄って来たので見に行くと、2年前は田んぼにいたウシガエルが湧き水の小川にいました。

 

2年ぶりの再会ウシガエル。(再会しちゃダメガエル)

 

花茎が長いタイプのガクアジサイアジサイは色んな品種があって飽きません。

 

あいにくの空模様でお目当てのヤンマは飛んで来ませんでした。


この日1番多く見られたのはカノコガです。
目線を屈めて見ると、実に多くの個体たちが交尾をしていました。

アジサイで交尾中のカノコガ。梅雨らしい景色。

交尾をしている個体の傍らでは、あちこちのクモたちがカノコガを捕食していました。こちらはササグモ。

 

カナムグラの葉上にいたのはセマダラコガネ。こちらも旬を迎えた可愛い昆虫です。

ユウゲショウの花に止まっていた小さいハエの仲間はホソムシヒキ。初見でした。

芝生の上で交尾していたのは昆虫ハンターことシオヤアブ。

クサギの葉上で何故か弱っていたオオスズメバチ(多分女王)。

ヒメジオンの茎にヒゲコメツキ♂。♂は今年初見でした。

この日もお見送りはミントの宝石ハッカハムシでした。



梅雨らしい気温と湿度で蒸し暑かったですが、初見の虫も見られて成果のある散策になりました。
写真の整理も追い付いたので、このまま順調に更新していきたいです。

神奈川県川崎市i-t谷戸