tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

金沢動物園 2022.04.11

天気が良い。気候も良い。花粉が無ければもっとベスト。最高気温は25℃予想。
何処へ行こう。起きてすぐYouTubeとゲームをしている子どもたちに「谷戸行く?」と聞くと「やだ、昨日行った」。「こどもの国は?」と聞くと「やだ、こないだ行った」。。。
さて困り、そう言えば先月行こうとして渋滞が酷く中止になった、金沢動物園があったなと思い出し聞くと、渋々重たい腰を上げた子供たち。

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金沢動物園は市民の森に囲われていて、とても虫の層が濃い。高速から直接駐車場に行けるのも高ポイント。

我が家から東名高速(500円くらい)、横横(500円くらい)を走り渋滞が無いと40分ほどで行ける。インターの駐車場専用のレーンが左側ギリギリにあるのでそこだけ注意。駐車場は終日600円(リーズナブル!)。高速専用の駐車場の良い所は高台に位置する動物園に直接行ける所。一般道用の駐車場に停めるとトンデモない坂道を歩くか、専用のバスに乗って上がるしかないのです。
この日は家を9時に出てコンビニで昼食を買い、到着したのは10時前。渋滞もなくストレス0。

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森に囲まれた良い所である。

駐車場から動物園の入口まで歩いていると早速シラカシの葉の上でムラサキシジミが舞っている。そしてチケット売り場前ではツマキチョウが飛んで来た。追いかけるが中々止まらないツマキチョウをロスト。僕が追いかけている間にチケットを買ってくれていた妻からチケットを渡されると大人500円。なんてリーズナブルなお値段。子供に至っては200円である(小学生未満無料)。
園の中へ入ると動物を見る前に「お腹が減った」と訴える我が子たち。折角コンビニ飯を買ったのに出店の焼きそばが食べたいとせがむ我が子たち。動物園のリーズナブルさにゆとりが出来、仕方なくカルビ焼きそば(500円)を買い与える。(美味しかったです)
彼らが食べることに夢中になっている間に僕は1人周りを散策。

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サクラの葉裏に輝いていたセモンジンガサハムシ。葉の食痕は彼のモノ?

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カツラの葉裏にはヒメヤママユの幼虫。

カツラ(❤️の葉が目印!)は意外と見落としがちですが、いちよう(失礼)落葉広葉樹なので色々な幼虫がいます。僕の地元では毎年オオミズアオとヒメヤママユの幼虫がいてくれる有難い樹木です。

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何故か拗ねて泣いていた次男を見て「アイツまた泣いてるんだけど~」と言っている(多分)三男坊

ゾウの前に人だかりが出来ていてなんだろうと思ったら、飼育員さんがマイクで色々とゾウの生態について解説していました。
1日に100キロ以上の糞をするそう。解説中も1個1キロの糞をボトボト。僕はあの糞を投げ合う糞合戦したら面白そうだなぁと思いながら桜並木をジロジロ。

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ゾウの前にある桜にいたナナフシモドキ。

 

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ゴルダことホルスタインのチャバネフユエダシャク幼虫。



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ハバチの仲間が産卵をしていました。葉脈に沿って卵が産み付けられています。

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産卵管を左右に動かしながら産み付けていました。


ここで気づいたことが、動物園に来たのに一切動物の写真を撮っていませんでした。
すまぬ動物たち。
そして子供たちも動物たちに飽きたようで、早く外のローラー滑り台に行きたいとせがみだす始末。ローラー滑り台に行くと流石の日曜日。動物園より行列が出来ていました。こんな常夏の中並ぶのかー、と妻に全て任せ僕は周りを探検。

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斜面の菜の花畑をキタキチョウやモンシロチョウが舞う中、チョンチョンと飛ぶヒメウラナミジャノメを見つけました。

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花が咲いていたクワを見つけ探すと、いましたクワエダシャクの幼虫です。

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反対からも。

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越冬後葉を食べかなり大きくなっていたクワエダシャク。それでも擬態には余念がありません。

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とても大きく遠くからでも存在感アリアリだった木蓮の花

この後、余りの暑さに文句タラタラの子供たち。
Tシャツを着ずに直でトレーナーを着て来たキミ達が悪いのです。

神奈川県横浜市