tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

多摩川野草観察会 2022.03.27

のん🍀365日野草生活®️多摩川野草会代表さん主催の野草観察会に行って来ました。
多摩川野草手ぬぐいを作られたそうで、この日のテーマは「手ぬぐいに描かれている野草を観察する」でした。

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こちらがその手ぬぐい。春に見られる野草24種が描かれています。

登戸駅から河川敷まで歩いていると、すぐさまのんさんが生えてきたての「ノゲシ」を見つけてくださいました。(ノゲシの説明に夢中で撮り忘れ)
河川敷について1番初めに見つけたのは「ハルガヤ」と「スズメノヤリ」。どちらもイネ科の植物です。

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揉むとバニラのような甘い香りがするハルガヤ。

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可愛らしい姿のスズメノヤリ

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スズメ繋がりでスズメノエンドウも見つけました。

この野草たちが生えている土手で1番多く見られたのが「ヤブカンゾウ」。新芽は食べられるそうです。

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ヤブカンゾウに乗ってじっとしていたベニシジミ。後ろにニョキっと生えているのもヤブカンゾウ

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ツクシに乗っていたヒメギスの幼虫。

ヨモギの葉裏の綿毛をルーペで観察し、地下茎で繁殖するヨモギは他の植物の発芽を抑制する(アレロパシー)物質を分泌するお話を聞き、実際にヨモギ周辺には他の植物が出て来ていないのを観察し(話に夢中でヨモギも撮り忘れ。。)、枯れたヨモギの花を皆で揉み、良い香りを楽しんだり。

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多肉植物のツルマンネングサがそこら中に繁殖している多摩川

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お初のタチイヌノフグリオオイヌノフグリとはまた違った美しさ。

 

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手ぬぐいを作られた「多摩川を愛でる会」の方が1番感動していたカキドオシ。

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♡の切れ目に斑点があるイモカタバミ。ようやくムラサキカタバミと見分けられるようになりました。

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この日のメイン?ハマダイコンの花。単純にこれが「ハマダイコンなんだ!」と分かって嬉しかった。

 

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今年初見のモンキチョウハマダイコンで吸蜜中。

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こちらもハマダイコンアブラナ科の常連ナガメちゃん。

あっという間の2時間だったけど、野草レベルがググんと上がった2時間でした。
他にも沢山観察したのだけど、話を聞きながら写真を撮るのって難しい。
夏・秋・冬の野草観察会も是非参加したい(^^)/

神奈川県川崎市多摩川