tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

オニヤンマ 2022.07.10

地元谷戸の川沿いにあるカツラの樹皮に大きく立派な
抜け殻が付いていました。

頭から尾の先まで5cmもあります。

2つ見つけましたが、両方とも僕の背丈(175cm)より少し高い場所にありました。

こちらは下唇を突き上げて羽化しています。

次男の手に乗せて。大きさはこのくらい。

正面から顔を見ると、とても立派な口が。複眼のあった場所も綺麗です。

裏を見ると長い下唇が。これを突き出して獲物を捕らえるようです。
もう宇宙人のようですね。

この日、大空高く飛んでいたのはコオニヤンマとばかりと思っていましたが、オニヤンマの未成熟個体だったようです。(複眼が灰褐色。中央に小さく見えるのがヤンマです。)

次男はこの日もこの場所で2時間ほど格闘していましたが、採れずに終わったようです。

帰宅して調べて見ると、オニヤンマのヤゴも水中で2~4年ほど過ごすそうです。抜け殻にその歴史が刻まれているように感じました。
某有名人気漫画内に出てくるキャラクターは「セミ」が元になっていることで有名ですが、鳥山先生も「セミ」か「ヤゴ」かで悩んだのではないでしょうか?

神奈川県川崎市i-t谷戸