tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

藤野採集会 2022.05.15

2年ぶりとなる採集会に次男(小1)と参加して来ました。
集合場所はJR藤野駅

駅で簡単な説明を受け、現地まで歩いて行きます。

天気は今一つ、気温も低めでした。

歩きながらもいくつか小さな虫を。
息子は葉に付いているコサナエやクロヒカゲを掴まえていました。

エノキの葉上にいたのは、とても小さなツユムシの幼虫でしょうか?

テントウムシの蛹を狙っていたのはヤマトクサカゲロウの幼虫。

地面を這っていた白い物体はリンゴコフキハムシ。

現地に到着し、付き添いの先生方と。網のカラーは警告色。

子供たちはオナガアゲハやカラスアゲハなどに夢中になっていました。
ウスバシロチョウやサカハチチョウも飛んでいましたが、子供たちは知らない様で見向きもされていませんでしたね。
ウツギの花が林道沿いに沢山咲いていたので、僕はひたすらアオバセセリを。がしかし見つからず。。。

黒いアゲハを待っている子供たち。

獲物を獲りガッツポーズをしているアシナガムシヒキ。
調べた所、脚を上げるのは習性だそうです。

林道沿いにはスッと伸びたユキノシタの姿も。

みんなで昼食休憩をした河原。カワトンボが沢山飛んでいました。


ひとまずここで解散をし、各々自由に帰りました。
僕らはちょっと寄り道を。

カラムシさえも食べてしまうオカモトトゲエダシャク幼虫。

終わりかけのツツジにヤマカガシ。

今年2回目の遭遇でした。憶病な性質ですぐにシュルシュルと逃げてしまうヤマカガシですが、この子は何かに夢中だったのかこの場にいてくれました。本州で見られるヘビの中でマムシとヤマカガシだけが毒を持っています。

ここのツツジには沢山の蝶が吸蜜に。カラスアゲハを採れたようです。

エノキの葉上にプライアシリアゲ。初見でした。

今年は良くシリアゲムシが目に入って来ます。
今までヤマトシリアゲしか知らなかったので、他のシリアゲムシがいると真っ先に撮り帰宅してこちらのサイトで調べています。

103tsuzuki.wixsite.com



こちらは林道沿いにいたキアシシリアゲ。翅のY字模様が特徴的です。

サクラの枝から落ちて来たと思われるオビカレハ幼虫。とても綺麗なカレハガの幼虫ですが、見た目に反して毒はないそうです。(毛は刺さるので自己責任でお願いします(笑))



陣馬山から流れてくる清流沿いにカワトンボ。オランダガラシの花を添えて。

ここの河原で採れたミヤマカワトンボが1番嬉しかった様子でした。

お見送りはモンカゲロウ。


天気はイマイチでしたが、時折晴れ間が広がり、蝶たちも飛んで来てくれて良い採集会だったと思います。子供たちは飛んでいる虫が好きなんだなと再認識。飛んでいない素敵な虫も沢山いるんだけどなぁ。




神奈川県相模原市