tame insect diary(仮)

生物多様性とは何か?植物や虫を観察し、探求する親子の日常を綴る

ゼフィルス 2022.05.30

今年初のゼフィルス撮影をしに伺いました。
この場所は地元の方でも知っている人は少ないかなりの穴場です。
と言うのも、地主の土地の横に併設されているちょっとした雑木林で通路が1本あるだけで他に何もないのです。
ですが近隣の谷戸や緑地から虫がやって来たりするので、色々な虫が見つかります。(特に夜間)
僕のゼフィルス師匠からここにミズイロオナガシジミがいるよと春先に聞いていたので探しに行ってみました。

ムラサキシキブの花が咲き始めていました。

本当にただの雑木林なので花はとても貴重な存在です。

下草に小さなハムシ。初見のキボシツツハムシでした。

師匠からは下草をラッセル(搔き分ける)すると飛んで出てくると聞いていたので、下草をかき分けながら歩きますが全く気配がありません。

樹液に集まっていたサトキマダラヒカゲ。仲良く吸蜜。

掻き分けているとクロヒカゲが飛び出して僕の唇に着地。

不精髭お許しを。

唇から今度はフラッシュの上に。この後30分くらいここに居座っていました。

よっぽどフラッシュに僕の腕の汚れか汗が付いていたのだと思います(笑)

そうこうしていると、通路脇の地主側にミズイロオナガシジミが止まっていました!

ファーストショット。

この時も一緒(^▽^;)

近くの笹の中でウラナミアカシジミも見つけれました。

この時も一緒(^▽^;)

本当に良く懐いてくれたクロヒカゲでしたね(^^)


とても小さいけど煌めきが美しいマダラアシナガバエ。

花粉まみれのアオジョウカイ。



この日は1頭だけ姿を見せてくれたアカシジミ

もう出てこないかなと帰路モードに入っていると1頭のミズイロが目に飛び込んできました。

とりあえず証拠写真で正面から。

中々翅を広げてくれないし、毎回同じショットはつまらないなぁと逆側(逆光気味)に撮ってみることに。

それが功を奏したのか、翅の外縁から尾にかけてうっすらと水色に輝いて撮れました。

なんで「水色尾長」なのか疑問でしたが、ようやく理解出来た瞬間となりました。
僕の地元で見られるゼフィルスはあとミドリシジミとオオミドリシジミだと思うので、機会と時間があれば撮りに行きたいと思います。

神奈川県川崎市i-o